データ分析
前走4角通過順位が生む期待値の偏りをチェック (2026)
今週は中山芝2200mでアメリカジョッキーCCが行われます。今回は過去のデータから見えた前走4角通過順位による、成績や期待値の偏りについてチェックしていきます。一つの客観的な指標としてご参照頂ければ幸いです。
出典:TARGET frontier JV
ベースデータは、TARGET frontier JVからアメリカジョッキーCCの出馬表を開き「傾向検索→同条件」を選択した2006年以降のデータを参照しています。
画像データを見ると、前走でのポジショニングが本走の成績、および馬券的な期待値に明確な差をもたらしていることが分かります。
特に目を引いたのは、前走4コーナーを5番手以内で通過していた馬の期待値です。このグループの単勝適正回収値(単適回値)は99.5と、100%に近い極めて高い数値を示していました。
一方で、前走4コーナーを6番手以降(画像データの最下行参照)から進めた馬については、勝率が4.0%まで低下しており、単勝回収値も29と低迷していました。アメリカジョッキーCCにおいては、前走で前目のポジションから競馬をしていた馬が、その持続力を本走でも発揮しやすい傾向にあると言えそうです。
画像データから、前走で積極的な競馬をしていた馬の優位性が分かりましたが、その内訳を精査するとさらに重要な一面が見えてきます。「前走4角5番手以内」だった馬を、重賞組と非重賞組に分けたのが以下表になります。
| 前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | 単適回値 | 平均着 | 平人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 前走重賞組 | 11- 9- 5-56/81 | 13.6% | 30.9% | 126 | 104 | 105.1 | 6.6着 | 6.3人 |
| 前走非重賞組 | 2- 1- 3-32/38 | 5.3% | 15.8% | 18 | 39 | 77.0 | 8.8着 | 8.1人 |
出典:TARGET frontier JV
前走で先行していた馬の中でも「前走重賞組」が成績・回収率ともに圧倒していました。
冬の中山というタフな別定G2戦においては、単純に前に行ける脚があるだけでなく「重賞の厳しい流れを前目で経験してきたかどうか」が、馬券的な妙味を分ける境界線であると言っても良さそうです。
上表の前走重賞組をさらに深堀すると、より期待値が高かったのは5歳以上(平均オッズ46倍) 単適回値129.6 複回値107 で、4歳馬は成績こそ5歳以上を大きく上回っていましたが、平均オッズが5.7倍と、5歳以上と比べると極端に低く、単適回値56.8 複回値84 となっていて、明け4歳馬を中心にする場合は、より高いハードルで絞る必要がありそうでした。
また「上表の前走重賞組×5歳以上を、当日2~7人気」に絞ると 8-4-3-18 勝率24.2% 複勝率45.5% 単回値289 複回値169 単適回値223.6 という破格の高期待値データになるのですが、今年出走を予定している馬を見ると、マイネルエンペラー、ドゥラドーレスが該当する可能性がありました。
マイネルエンペラーは、前走の有馬記念が34週ぶりのレースだった割に、0.8差と大きく負けていませんでした。近5走で見せている先行力はアメリカジョッキーCCの傾向に合致しますし、3走前の日経賞でG2を勝っている実績から格も十分で、チャンスは十分にありそうです。
ドゥラドーレスは、前走のオールカマーでレガレイラに差のない2着に走っているように、重賞未勝利の7歳馬ではあるものの格は十分に足りています。先行力については、そこまで高くありませんが、道中でまくって4角前目につけられる機動力には長けているので、4角前目のポジショニングについては、そのあたりでカバーしてきても不思議ではなく、期待感の持てる馬ではあります。
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