阪急杯 過去データ分析


データ分析

5歳馬の妙味と勝負気配について (2026)


阪急杯における「5歳馬の妙味と勝負気配」についてのデータ分析記事を作成しました。

📊 4歳よりも5歳? オッズと勝率のギャップに注目

阪急杯のデータを分析する際、年齢別の成績に興味深い傾向が見られます。

一般的に4歳馬は「成長力」や「伸びしろ」を期待され、オッズにその期待値が反映されやすくなります。しかし、実際の成績を見てみると、4歳馬は過剰人気気味であるのに対し、勝率はそこまで抜けて高いわけではありません。

一方で、注目したいのが「5歳馬」です。

勝率は4歳馬の約1.7倍にあたる11.3%を記録しているにもかかわらず、平均オッズは4歳馬とほぼ同水準です。その結果、単勝適正回収値 (単適回値) は「112.1」という高い数値をマークしています。

馬券的な妙味と実力のバランスを考えると、人気の4歳馬を追うよりも、充実期にある5歳馬を狙う方が期待値は高いと言えるでしょう。

出典:TARGET frontier JV

【データの参照期間について】
ベースデータは、TARGET frontier JVから阪急杯の出馬表を開き「傾向検索→同条件」を選択した2006年以降のデータを参照しています。なお、2025年の京都開催時のデータは除外しています。

🔥 前走着順から読み解く「勝負気配」と「賞金事情」

次に「前入線順位別集計」を見てみると、興味深い傾向が浮かび上がります。

「前走同級2着以内」の馬は、すでに賞金を加算しており、ローテーションに余裕がある場合が多いのに対し、「前走同級3着以降」や「前走下級1着」の馬は、今後のG1戦線へ出走するために、ここで賞金を加算しなければならないという切実な事情を抱えているケースが多々あります。

データ上でも、このモチベーションの差が表れているのか、前走同級4着や同級10着以下、あるいは下級1着からの参戦馬が高い単適回値を維持しています。

「ここで勝たないと次がない」という本気度の高い陣営を狙うのが一つのセオリーと言えそうです。

前入線順位 着別度数 勝率 複勝率 単回値 単適回値 平オッズ
同級1着 3- 2- 3- 16/ 24 12.5% 33.3% 40 66.6 16.5
同級2着 2- 3- 3- 8/ 16 12.5% 50.0% 45 56.8 11.9
同級3着 2- 0- 0- 14/ 16 12.5% 12.5% 68 86.8 26.6
同級4着 2- 5- 1- 15/ 23 8.7% 34.8% 125 106.2 35.8
同級5着 0- 1- 3- 17/ 21 0.0% 19.0% 0 0.0 45.1
同級6~9着 5- 2- 4- 57/ 68 7.4% 16.2% 52 105.2 67.4
同級10着~ 4- 3- 4-101/112 3.6% 9.8% 82 113.2 125.2
下級1着 2- 2- 1- 19/ 24 8.3% 20.8% 108 107.7 35.5

出典:TARGET frontier JV

🐎 キャリア20戦以内が示す「フレッシュさ」の重要性

5歳馬が優勢とはいえ、あまりに使い込まれている馬は割引が必要です。

キャリア別集計を見ると、20戦以内の馬と21戦以上の馬では、勝率・複勝率ともに大きな差が開いています。

5歳以上であっても、大事に使われてきたフレッシュな馬を選ぶことが重要です。

キャリア 着別度数 勝率 複勝率 単回値 単適回値 平オッズ
~20戦 17- 11- 15-100/143 11.9% 30.1% 114 107.7 35.6
21戦~ 3- 7- 4-150/164 1.8% 8.5% 28 36.8 105.9

出典:TARGET frontier JV

🎯 狙い目の複合条件:賞金に飢えたフレッシュな5歳馬

ここまでのデータを統合し、さらに「前走クラス=G3以下 (前走のグレードが低く、より賞金を加算しておきたい馬が多い)」という条件を加えると、以下のような驚異的な数字が浮かび上がります。

成績: 8-3-4-34
勝率: 16.3%
単適回値: 236.9

「賞金に飢えている」「ここで勝ってこそ」という本気度の高い層は、馬券的にも非常に侮れない存在です。

🔎 該当有力馬:ナムラアトム

上記の「5歳馬」「モチベーション」「フレッシュさ」の条件に合致する注目馬として、ナムラアトムを挙げたいと思います。

前走のシルクロードSは10着に敗れましたが、出負けに加えて展開が向かない後傾ラップとなり、あの通過順では厳しかったため、度外視可能です。レース後の菱田騎手の「すごく具合が良かったので悔しいですね」というコメントからも、力を出し切れなかった悔しさが滲み出ています。

そんな苦しい展開の中でも、上がり3ハロンはメンバー1位の32.6秒をマークしており、現在の充実度は疑いようがありません。

過去の戦歴を振り返っても、3走前のオーロカップではその後阪神カップ3着となるフォーチュンタイムと0.2秒差、2走前の淀短距離SではシルクロードSを制したフィオライアに先着しています。さらに、シルクロードSで3人気5着だったヤブサメとも0.2秒差と、重賞クラスで好走している馬たちと遜色のない能力を示しています。

1400の距離もぴったりで掲示板を外したことがなく、阪神1400に至っては3着以内を外したことがありません。

前走の時点で状態の良さは示唆されており、今回の阪急杯に向けても高いモチベーションを維持しているはずです。前走の敗戦で人気を落とすようであれば、むしろ積極的に狙いたい一頭です。

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