京都金杯 過去データ分析
近年は牝馬の好走率が高く要注意 (2024)
2014~2023年の京都金杯のデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の期待値(2-0-1-1 複勝率75.0% 単回値290 複回値390 単適回値361.4 平均人気4.8人 平均単オッズ25.9)が高かった。
・京都開催時の牝馬で前走着差=0.4以内
2024年の京都金杯の登録馬で上記条件に該当していた馬は以下の2頭。
アンドヴァラナウト
ビューティフルデイ
どちらかというとアンドヴァラナウトの方に注目で、前走府中牝馬S組は、次走エリザベス女王杯で2着になったルージュエヴァイユをはじめとして、ライラック(エリザベス女王杯4着)、フィアスプライド(ターコイズS1着)、イズジョーノキセキ(2走後にチャレンジカップ3着)など、牝馬限定戦の中でも上位に位置する別定G2の府中牝馬Sに集まった強者達が、後に重賞で好走を演じている点を評価したい。
今回は相手関係を見ても、芝マイルG1戦線で活躍していた馬も不在で恵まれた印象もあるし、初の京都コースになるが、馬格は小さい方なので平坦は良さそうだし、母グルヴェイグは京都1800以下では3着以内を外した事がなかったので、血統背景の後押しにも期待したい。
トップハンデのドーブネの取捨 (2024)
2014~2023年の京都金杯(京都開催限定)のデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の期待値が低かった。
・トップハンデ
・前走クラス=G3以下 → (0-0-0-3)
中山金杯のトップハンデ馬が残していた好成績と比べると真逆の結果になっていたので注意しておきたい。
2024年の京都金杯の登録馬で上記条件に該当していた馬は以下の1頭。
ドーブネ
5億円ホースがOPENクラスを2連勝して、いよいよ本格化の兆しを見せはじめており、想定人気でも2人気になるほどで勢いを感じさせるが、上述したトップハンデの成績が振るっていなかった点は気になるところ。
ただ、ドーブネは過去のデータには存在しない馬という事で、上述データに該当した3頭とドーブネの違いを検証したところ、ドーブネには「古馬芝G2以上での3着以内実績」があり、上述データ該当馬にはそれがなかった。
2014~2023年の京都金杯(京都開催限定)のデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の3着以内率は100%で、ドーブネは以下データにも該当していた。
・古馬芝G2以上で3着以内実績あり
・前走上3F順位=6位以内
・馬齢斤量差=0以上で間隔=2~10週 → (0-3-2-0)
以上のように、古馬芝G2以上で3着以内実績を持っていたトップハンデ馬が、過去10年のデータの中にはいなかったので、前走G3以下の今回トップハンデ馬であっても軽視をする必要はなさそうだし、むしろ古馬芝G2以上での好走実績がある点を強調して印は打っておきたい一頭と言える。
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