阪神ジュベナイルフィリーズ 過去データ分析
アスコリピチェーノを軸視してもいいか考えてみた (2023)
2013~2022年の阪神ジュベナイルフィリーズのデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の期待値(4-1-0-2 複勝率71.4% 単回値301 複回値120 単適回値174.0 平均人気2.0人 平均単オッズ4.7)が高かった。
・前走馬体重=460kg以上のノーザンファーム生産馬
・前走重賞で1着
2023年の阪神ジュベナイルフィリーズの登録馬で上記条件に該当していた馬は以下の1頭。
アスコリピチェーノ
阪神ジュベナイルフィリーズは、前走馬体重が460kg以上の馬格のある馬が2013年以降で9勝をあげており、直線に坂のあるコースらしくスピードだけでなくパワーも併せ持っていた方が良さそうで、その条件を持っていたことはプラスと言えそう。
また、2013年以降で前走から同騎手だと8勝、前走から乗り替わりだと2勝(連対率、複勝率も同騎手が優勢)となっていたように、前走と同じ騎手が騎乗する点も加点できる要素だろう。
唯一の不安材料はローテーションで、2013~2022年の阪神ジュベナイルフィリーズのデータを見ると、間隔が15週以上開いていた馬は 0-1-0-7 と苦戦傾向だった。唯一連対を果たした馬は当日1人気だったハープスターで、2人気も2頭いたがモリアーナが12着、ウーマンズハートが4着に敗れていた。
アスコリピチェーノの現時点の想定人気は5人気となっていて、上記ローテーションのデータをあわせて見ると、先にあげた加点材料がかすんでしまう印象があり、軸にまでは出来ない気持ちの方が強い。
キャリア4戦以上(0-1-0-51)のコラソンビートの取捨 (2023)
2013~2022年の阪神ジュベナイルフィリーズのデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の期待値が低かった。
・キャリア=4戦以上 → (0-1-0-51)
2023年の阪神ジュベナイルフィリーズの登録馬で上記条件に該当していた馬の中に、1人気想定のコラソンビートが含まれていたので、このデータ通りにコラソンビートを軽視してしまってもいいのかどうかを考えてみた。
結論から先に言うと「軽視するのは危険」で、その理由として、キャリア4戦以上の中に当日3人気以内の馬はいなかったし、キャリア4戦以上の中に3連勝でここに参戦してきた馬はいなかったので、コラソンビートを測るデータとしては不十分であるということが考えられる。
また、キャリア4戦以上の馬で前走重賞で1着だった馬には、クールホタルビ(当日9人気 14着)とマーブルカテドラル(当日4人気 5着)の2頭がいたが、マーブルカテドラルはおよそ人気通りの走りが出来ていたし、13番の外枠スタートで3~4角でも終始外を回る形だったので、内枠を引けていれば着順が上昇していても不思議ではないような走りに見えた。
以上の考察を踏まえれば、コラソンビートをキャリア4戦以上は不振というデータを鵜呑みにして切ることは非常にリスキーと感じられた。とは言え、人気上位であってもキャリア4戦以上で阪神ジュベナイルフィリーズ好走が難しくなるということを、今回のコラソンビートが示したとしても不思議ではないので、現時点では軸にまでするつもりはない。
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