データ分析
前走逃げずに前目から進めた素質馬に注目 (2025)
2015~2024年の函館2歳Sのデータをチェックしたところ、以下条件に該当していた馬がコンスタントに好走する傾向があった。
・前走1人気で前走4角2~4番手でキャリア2戦以内
上記データ該当馬の成績 → (6-4-2-10 単適回値184.7)
函館2歳Sは、前走で逃げて勝った馬がかち合うことになるためか、前走で逃げずに立ち回る経験をしてきた馬の成績が良かった。中でも前走上がり1位だった馬が 4-4-2-3 と好成績で、逃げずに上り最速という伸びしろを見込める馬には注意しておきたい。
父ストームバード系の牡馬に注目 (2024)
2014~2023年の函館2歳Sのデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の期待値が高かった。
・父ストームバード系の牡馬
以上の条件を満たした馬の成績 → (3-0-2-4 単適回値466.7)
過去10年の2歳限定戦の函館芝1200成績を見ても、父ストームバード系は好走率も期待値も高い傾向が出ていたし、過去10年の函館2歳Sでの父ストームバード系の種牡馬別成績をチェックすると、ヘニーヒューズ、スタチューオブリバティ、Giant's Causeway、ヨハネスブルグ、ディスクリートキャットがそれぞれ1頭ずつ3着以内馬を出していた。
2歳時にG1を含む5戦全勝だったStorm Bird自身の早熟性や、どちらかというと溜め切れではなくワンペースのスピードタイプ寄りという産駒の特徴がコース特性とうまくフィットしている印象で、この傾向が継続していく可能性は高そう。
データ該当馬
前走の経験を活かすことが出来れば (2025)
2025年の函館2歳Sの登録馬で「前走逃げずに前目から進めた素質馬に注目」のデータに該当する馬は以下の1頭。
トウカイマシェリ
新馬戦はスピードに任せてハナに立ちレコードを演出する側に回ってしまい、ラストもお釣りがなくなってしまったが、スピードの違いだけで2着は確保していたし、前走の未勝利戦では、前に馬を置いてなだめつつためる競馬で、直線で外に出されて追われると一瞬で前を交わし、前哨戦としては良い内容での勝利だった。
中1週が続くタイトなローテは不安材料だが、前走の内容的に出し切った感はなかったし、前走の状態を持続してくれていれば通用しても不思議でななさそう。また、父ストームバード系は函館2歳Sでは度々、好走しているのでそのあたりにも注目したい。
まずは抽選突破を (2024)
2024年の函館2歳Sの登録馬で「父ストームバード系の牡馬に注目」のデータに該当する馬は以下の1頭。
オンザブルースカイ
デビューから2走とも2着で賞金が足りておらず、抽選対象で出走が未確定な上に連闘ということで臨戦過程はあまり褒められたものではないが、その2走はいずれもスローからの切れ勝負を少し差されただけで、上述した血統背景的に見て、この馬本来の力を出し切る展開に持ち込めていなかった可能性が高い。
特に前走は二の脚で勢いがついていたところを、引っ張ってスローペースに付き合ってしまったのはもったいなく映ったし、道中でもう少し馬の気持ちを優先していれば残り目があっても良かったかなというレース振りにも見えた。
今回はハイペース必死の函館2歳Sということで、この馬の血統背景からくる好走パターンに乗っかれそうで、そうなった時にオンザブルースカイが見せる走りがどのようなものになるか注目したい。
予想
注目馬ランキング (2025)
Bブラックチャリス
Dタガノアラリア
Fクラディスティーナ
Fトウカイマシェリ
Fマイオウンウェイ
注目馬ランキング (2024)
Dエンドレスサマー (3着/2人気)
Dエメラヴィ (10着/3人気)
Eリリーフィールド (6着/6人気)
Fニシノラヴァンダ (2着/8人気)