データ分析
期待値が高いのは前走G1以外 (2025)
2015~2024年の弥生賞のデータをチェックしたところ、以下条件に該当していた馬がコンスタントに好走する傾向があった。
・前走1勝クラス~G2で前走5人気以内で前走5着以内
・前走OPENクラス以下で前走上3F順位=3位以降は×
上記データ該当馬の成績 → (8-3-2-18 単適回値141.3)
前走G1組の弥生賞での好走率は非常に高くなっていたが、2勝止まりで勝率は9.1%にとどまっており、前走非G1組の8勝の期待値を追いかけるのが良いように感じらるデータだった。
先行力のある前走G1組が堅実 (2024)
2014~2023年の弥生賞のデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の期待値が高かった。
・前走G1組で4角3番手以内率=60%以上 → (2-2-5-1 複回値152)
より高い格式で戦ってきた、前走G1組の安定感が抜けているが、先を見据える馬が多く含まれているため、叩き台的な要素が強く、2~3着の入線が多くなっていた。また、中央4場の中では直線が短い中山らしく、前目でうまく立ち回った馬の活躍が目立っており、そういうキャリア(4角3番手以内率=60%以上)を持っていた馬の方が決定力がアップしていた。
逆に、前走G1組で4角3番手以内率=60%未満だと 0-3-2-5 複回値152 と勝ち味が遅くなっていて、馬券内率もやや落ちる傾向が出ていたので、軸の信頼度を見極める材料として使うのも良さそうに感じられた。
データ該当馬
世代の頂点に食い下がった地力に期待 (2025)
2025年の弥生賞の登録馬で「期待値が高いのは前走G1以外」のデータに該当していた馬は以下の5頭。
アロヒアリイ
ガンバルマン
ジュタ
ナグルファル
レディネス
上記5頭の中でも特に注目しているのはジュタで、2走前のホープフルSでは、現状の世代の頂点であるクロワデュノールの4着に入線していた点を評価したい。
そのホープフルSで2~3着に好走した2頭は、3~4角でうまく内を立ち回っていたのに対して、ジュタは18頭立ての8枠から終始外目を回らされていたし、道中は引っ掛かり気味のマジックサンズにかぶされたり、ファウストラーゼンが早めにまくって行くなど、出入りの激しい競馬でリズムを作り辛い面があった中でも、なんとか集中を切らさずに最後までしぶとく脚を伸ばしていたように力のあるところは見せていた。
また、スパッと切れるタイプではなく、ローテーションを見ても東京優駿狙いというよりは皐月賞が最大目標という印象もあるし、何ならクロワデュノールがいる本番よりも、ここで本気を出してくる可能性も無きにしも非ずで、いろんな意味で注目しておきたい一頭と言える。
G1連対実績を評価 (2024)
2024年の弥生賞の登録馬で「先行力のある前走G1組が堅実」のデータに該当していた馬は以下の1頭。
シンエンペラー
京都2歳Sは、やや立ち遅れて後方からの競馬になってしまったが、徐々にポジションを押し上げて、直線では進路を探しながらの厳しい走りでも、前が開いてからの伸びはしぶとかったし強い内容だった。京都2歳S出走馬の中には、後に京成杯で1着になったダノンデサイルや共同通信杯で逃げ粘ったパワーホールなどがいてレベルも高く価値ある勝利と言えそう。
前走のホープフルSでは、別格の脚を使ったレガレイラには屈してしまったが、締まった流れを演出した中で差のない2着ということで悲観する必要はないし、キャリア3走中、2走はスタートも決めてており、普通に騎乗すれば弥生賞の好走パターンにはまってきそうなので、そういうレース運びが出来るか注目したい。
予想
注目馬ランキング (2025)
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注目馬ランキング (2024)
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Bトロヴァトーレ (6着/1人気)
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