スワンS 過去データ分析

2023年10月23日月曜日

スワンS 重賞分析

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スワンS 過去データ分析

スワンS 過去データ分析

距離短縮組が優勢で芝マイル重賞での好走率が重要


2013~2022年のスワンSのデータをチェックしたところ、以下条件に該当した馬の期待値(6-1-2-9 複勝率50.0% 単回値923複回値177 単適回値200.9 平均人気4.3人 平均単オッズ21.9)が高かった。

・2~3歳の芝マイル重賞での3着以内率=60%以上
・馬齢=5歳以下

2013~2022年のスワンSのデータを見ると、距離短縮組の成績が優秀で、距離短縮組が6勝、同距離組が2勝、距離延長組が2勝となっていて、若駒のころからマイル戦を試され、そこである程度の結果を残せていたようなタイプが好走する傾向が出ていた。

2023年のスワンSの登録馬で上記条件に該当していた馬は以下の2頭。

ダノンスコーピオン
グレナディアガーズ

この2頭のうちで注目したいのはグレナディアガーズで、自身のキャリアを見ても、1600もこなせなくはないが1400の成績がベストといったように、上述したデータ通りの馬だった。

2走前の阪急杯では、岩田望騎手がテン乗りで外々を回す形で折り合いをつけることが出来ず、4角でも肘がグッと曲がるほど引っ張り切りで脚がたまらずに、直線では伸びを欠いてしまったように見えた。続く前走の高松宮記念では距離短縮という事や阪急杯のこともあってか、後方からじっくり脚をためる競馬で、直線では外から伸びて5着に入線しており、この馬の力の出し方を把握できたと思うので、引き続き想定騎手となっている岩田望騎手の手腕に期待したいところ。

その岩田望騎手だが、一時は平場はうまいけど重賞では来ないと言われ続け、重賞イップスになってしまいそうな時もあったが、ロータスランドで重賞初勝利を収めてからは、徐々に重賞でも勝てるようになり、今年の8月以降に重賞4勝の荒稼ぎ(人気薄で2~3着にもよく来ている)をしている。

2023年の岩田望騎手の重賞成績を見ると、41鞍に騎乗して5勝をあげているが、1人気に騎乗したのはたったの2回のみで、そのうちの1頭だったハギノアレグリアスではきっちり勝利しており、その他の人気薄の騎乗時にもコンスタントに好成績を残してプチ覚醒中で全国リーディングも5位につけているので、このまま日本を代表する騎手を目指して上り詰めて欲しい。

あと、上述したデータに該当したもう1頭のダノンスコーピオンは、海外遠征後の成績を見ると2桁着順が続いており、内容的にもすぐに浮上してくるイメージが沸いてこないし、2013~2022年のスワンS出走馬のデータを見ると「近5走の10着以降率が60%以上」だと 0-1-0-29 と過去データ的にも拾い辛くなっていた。このデータで唯一2着に好走していた馬は5人気だったので、上昇の可能性を感じさせるような調教内容や陣営気配によって、上位人気してくるようならケアしておく必要はあるかもしれないのでそこは注意しておきたい。

3歳馬の好走ボーダーを検証


2013~2022年のスワンSのデータをチェックしたところ、以下条件に該当した馬の期待値(4-0-1-1 複勝率83.3% 単回値561 複回値220 単適回値325.6 平均人気3.0人 平均単オッズ7.4)が高かった。

・3歳
・前走距離=1400~1600
・各馬の全キャリアから1600以上のデータを参照→複勝率=50%以上

年齢別成績で好走率が一番高かった3歳馬を見ても、距離延長組が不振で同距離以上での好走実績を重視したくなるような傾向が出ていて、3歳で1200を経験していた馬は 0-0-0-4 と不振を極めていた。

単距離志向を少しでも見せていた3歳馬は、クラシック路線から外れていたケースがほとんどで、骨のない相手と戦ってきた地力の足りないタイプと言えそうで、古馬G2の別定戦では役者不足という見立てをしても良さそうではある。

2023年のスワンSの登録馬で3歳馬は以下の2頭で、いずれも上記データには該当しなかった。

タマモブラックタイ
ルガル

ルガルは父が勢いのあるドゥラメンテで、京都芝1400実績も豊富なので怖さはあるものの、前述した傾向や想定1人気を考慮すると軽視したくなるが、どのような結果になるのか注目したい。




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