データ分析
前走重賞で人気上位だった6~7歳馬に注目 (2025)
2015~2024年の目黒記念のデータをチェックしたところ、以下条件に該当していた馬がコンスタントに好走する傾向があった。
・前走重賞で5人気以内だった6~7歳
上記データ該当馬の成績 → (4-1-3-4 単適回値256.7)
2024年のデータ分析「高齢馬の妙味に注目」でも書いたように高齢馬の期待値が高いという点は、過去10年で見ても一貫して継続しているので今年も参照する。
高齢馬の妙味に注目 (2024)
2014~2023年の目黒記念のデータをチェックしたところ、以下条件該当馬の期待値が高かった。
・馬齢斤量差=0kg以上の6歳以上
・前走人気=6人気以降で前走着差=1.0以上は×
以上の条件を満たした馬の成績 → (4-1-1-7 単適回値310.4)
古馬重賞は一般的に5歳以下の活躍が中心になることが多いのだが、目黒記念では7歳以内であれば年齢による成績の差はなく、人気になりにくい6歳以上の方が回収率期待値は高くなっていた。
G1シーズンのため本当に強い4~5歳は、大阪杯、天皇賞春、宝塚記念などを目標にするのに対して、6歳以上のそれなりに実績のある高齢馬は、4~5歳の充実世代とG1で戦うよりも、そこそこの賞金を稼げる可能性が上がる目黒記念を求めてくるケースが多いことから、上記データのように年齢による成績の差が少なくなり期待値だけが上昇していたと推測される。
データ該当馬
しっかり休んで持ち直した古豪 (2025)
2025年の目黒記念の登録馬で「前走重賞で人気上位だった6~7歳馬に注目」のデータに該当する馬は以下の2頭。
マテンロウレオ
ミクソロジー
この2頭の中でも注目しているのはマテンロウレオで、しっかり休養を挟んでの復帰戦となった3走前の中日新聞杯で、のちに大阪杯2着となったロードデルレイと差のない3着に好走したのを境にレースでの集中力がアップし、良かったころの走りに戻ってきた印象を受けた。
2走前のアメリカジョッキーCCでもダノンデサイル、コスモキュランダ、ボルドグフーシュ、ビザンチンドリームなどのビッグネームを相手に2着に好走していたことからも、大阪杯で4着に好走した当時の出来には戻ってきていると感じられる。
前走はスタートしてからずっと引っ張るような感じで力んでいたように見えたし、道悪の影響もあったかなといったところで、今週Cコース替わりのきれいな馬場で、集中したスムーズな走りを今一度取り戻して欲しい。
不安材料は暑い時期と東開催への長距離輸送があげられるが、長距離輸送に関してはアメリカジョッキーCCで克服しているし、今週末までは大きな気温の上昇は今のところなさそうなので対応できる条件が整って欲しい。
条件好転による変わり身に期待 (2024)
2024年の目黒記念の登録馬で「高齢馬の妙味に注目」のデータに該当する馬は以下の1頭。
ヒートオンビート
東京芝2500は、アルゼンチン共和国杯と目黒記念を2回づつ走っていて 1-1-2-0 と3着を外したことがないのは好材料だし、想定人気を見ても6人気となっていて、7歳という馬齢と59kgという斤量により抑えが効いている点も、上述したデータの流れの中にはありそう。
近2走の惨敗は妙味をつけるためのスパイスとしてはこれ以上なく、2200以上の左回りで見ても 2-1-3-0 と大崩れしたことがない条件に好転することで変わり身を期待したい。
予想
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