七夕賞 2023
エヒト
昨年の七夕賞勝ち馬で、今年はその時よりも4kg重い58kgを背負わされるのが懸念材料としてあげられるが、昨年の勝ち方を見る限り、もう少し重い斤量でも勝負になっていたような着差をつけていたし、その後の成績を見てもG2のアメリカジョッキーＣＣで2着になるなど、当時より伸びしろを見せている近走の充実ぶりから58kgはそこまで気にしなくても良いかもしれない。
馬柱を見ると道悪実績が乏しく感じるが、稍重の京都記念G2では0.4秒差と着順ほど大きく負けていないし、過去10年の七夕賞の道悪時の種牡馬成績を見るとキングマンボ系の活躍が目立っていたので、道悪を割引材料として見る必要はなさそうだった。
セイウンハーデス
菊花賞ではブリンカーが効きすぎて仇になったような走りだったが、そこから約半年後の2走前のレースでは+14kgと大きく馬体を増やし強い勝ち方をして成長が感じられたし、継続してきたブリンカー効果により道中の操縦性能が上がっていたのも好印象だった。
前走の新潟大賞典では不良馬場を逃げて2着に入線し、3着以下には8馬身差をつけて道悪適正を示していたので、当日雨予報の福島でも期待したい。
サンレイポケット
近走の内容を見ると加齢からくる衰えは否定できないが、近3走はG1～G2の少し長いところを使われていた割には、それなりに走れていたと思うし、今回の2000mはキャリア5勝中4勝をあげていた距離になるので巻き返しを期待したい。
フェーングロッテンとショウナンマグマの先行争いにより速い流れが想定されるのも、この馬の脚質を考えるとプラスに働きそう。道悪は人馬ともに良い成績が残っていたのでそのあたりにも注目したい。
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