データ分析
新馬勝ち組はロマン込みで期待値が低めになりやすい (2024)
2014~2023年の札幌2歳Sのデータをチェックしたところ、以下条件に該当していた馬がコンスタントに好走する傾向があった。
・キャリア=2~4戦
・前走上3F順位=2位以内(36秒未満)
・前走距離=1500以上
・新馬戦(芝1800)で0.6差以上ついて負けていた馬は×
上記データ該当馬の成績 → (4-1-2-3 単適回値474.1)
前走新馬勝ち → 5-5-7-53 勝率7.1% 複勝率24.3% 複回値64 単適回値55.6 なのに対して、キャリア2~4戦 → 5-4-3-37 勝率10.2% 複勝率24.5% 複回値70 単適回値171.9 となっていて、馬券率とリターンの関係を見るとキャリア2~4戦組の方が圧倒的に優秀で大きな開きがあった。
特に近年は外厩施設の充実により、いかに少ないキャリアでベストな結果につなげられるかという流れが構築されつつあり、2歳重賞においては省キャリアの馬に目が行きがちになるため、キャリアを積んで結果を出してきた馬の方が意外と軽視される傾向があることは頭に入れておきたい。
データ該当馬
2戦2勝の想定2人気の馬に注目 (2024)
2024年の札幌2歳Sの登録馬で「新馬勝ち組はロマン込みで期待値が低めになりやすい」のデータに該当していた馬は以下の1頭。
アスクシュタイン
逃げての2連勝ということで、先行争いで絡まれたり、揉まれる競馬になったときに脆さが出てしまう懸念はあるが、デビューから2走の走りを見る限りは、相手の出方を見ながらの位置でも運べそうなイメージがあったので、そのあたりのレースぶりには注目しておきたい。
新馬戦をレコード勝ちの1人気が予想されるキングスコールは、データ分析で書いた「ロマン込みで期待値が低めになりやすい」タイプ。過去10年の札幌2歳Sのデータをチェックすると、前走新馬をレコード勝ちした馬は3頭いてすべて掲示板を外しており、開催最終週の痛みつつある馬場では未経験の適正が試されそうで、アスクシュタインの逆転の目があっても不思議ではない。
予想
注目馬ランキング (2024)
Bアスクシュタイン
Cファイアンクランツ
Cモンドデラモーレ
Dマテンロウサン
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