データ分析
新馬人気データ (2025)
出典:TARGET frontier JV
ベースデータは、TARGET frontier JVから東京スポーツ杯2歳Sの出馬表を開き「傾向検索→同条件」を選択したG3時代を含む2006年以降のデータを参照しています。
画像データの上段は新馬戦で2~3人気だった馬の成績で、下段は新馬戦で1人気だった馬の成績ですが、右端の平均オッズを見ると当日の人気の仕方に倍ほどの開きがあるにもかかわらず、勝率は新馬戦で2~3人気だった馬の方が優秀で期待値がとりやすくなっていました。
このデータから推測できる事は、能ある鷹が爪を隠しているということです。
新馬戦で1人気になるという事は、その時点の追切内容であったりパドックの見栄えが良いと言えると思いますが、これは裏を返せば新馬戦で勝つためにしっかり目に仕上げてきたため、上積みが見込み辛く期待値が低く出ていたのかもしれません。
逆に新馬戦で2~3人気に甘んじていた馬は、1人気と比べてその時点での追切内容やパドックの見栄えが少し劣って見えたと言えると思いますが、本当に力のある馬であれば先々を見据えた余裕残しの仕上げでも、地力で新馬戦を制することは難しくないでしょうし、叩いた上積みによる大きな前進が表現されたデータと見てもいいのではないでしょうか。
今年の登録馬で上記データに該当していたのはテルヒコウで、ロックバンドGLAYのTERUが命名して話題を集めていたコントレイル産駒ですが、その三冠馬コントレイルを手がけていた矢作厩舎が東京スポーツ杯2歳S親子制覇をかけて送り出してきました。
コントレイル産駒の厩舎別成績を見ると、矢作厩舎が 4-3-0-5 と勝利数がトップで、福永厩舎は勝利数こそ1勝止まりですが 1-2-2-2 と安定感のある成績を残しており、コントレイルに携わっていた人たちのもとで結果を残していたのは印象的でした。
想定の坂井騎手もコントレイル産駒の騎手別成績で 5-1-1-2 と勝利数がトップで、コントレイル産駒にとっては厩舎も騎手も好相性である点は強調できるかもしれません。
新馬戦でのレース内容を見ても、楽逃げながら直線では1倍台の1人気を2.5馬身突き放す瞬発力を見せており、先を見据えるという意味でも十分見ごたえのある走りだったと思うので、前走以上の走りを期待してレースを見守りたいです。
予想
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