データ分析
人気データ (2025)
出典:TARGET frontier JV
ベースデータは、TARGET frontier JVからサウジアラビアロイヤルカップの出馬表を開き「傾向検索→同条件」を選択した2014年以降の(新設重賞となった前身のいちょうSを含む)データを参照しています。
人気データを見ると、11頭の勝ち馬はすべて4人気以内からしか出ておらず、5人気以降の成績が 0-2-3-61 勝率0% 連対率3% 複勝率7.6% で、人気馬しか好走しないと言ってもいいくらい上位人気の馬が強い重賞となっていました。
理由は、キャリアの浅い2歳世代戦ということで小頭数になりやすい点と、今後G1で活躍するようなハイレベルな馬と今後1勝クラスを勝ち上がるのに苦労するような馬が一緒に走っているため、ファンからしても実力を見極めやすく人気順の結果に収まりやすくなっていると考えられます。もう一つ、東京芝1600はごまかしがききにくい舞台で、力が反映されやすいコースということもあると思います。
1人気から順に期待値を確認すると、1人気は単回値が45と低く、2~4人気は単回値が152と高くなっていました。これについては、単純に1人気の単勝平均オッズが1.8倍、2~4人気の単勝平均オッズが8.2倍と4倍以上の差があったので、1人気が過剰に売れてしまっているという事が言えそうです。
と言う訳で人気データからは、ダントツの1人気になるような底を見せて強烈な勝ち方をしてきたタイプよりも、2~4人気に甘んじるような能ある鷹は爪を隠すスタイルで底を見せずに新馬戦を勝ってきたようなタイプを見極めたいところです。
ここからは余談ですが、過去10年の安田記念の以下人気データを見ると、安田記念では7人気で単勝平均オッズが20倍台に到達しているのに対して、サウジアラビアロイヤルカップでは5人気で単勝平均オッズが20倍台に到達しているように、能力に比較的近いファクターとしてみれる人気票が上位馬に大きく偏っていることが分かります。
出典:TARGET frontier JV
これは最初に書いたようにキャリアの浅い2歳世代は力量差をとらえやすく、実際の結果にも順当に表れやすいのに対して、古馬世代は複数の世代を含むため力量差をとらえ辛く、実力馬が集う事で力量差も小さくなるため実際の結果も人気通りには収まりにくくなっていると考えられます。
予想
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