ヴィクトリアマイル 2022 データ分析
芝マイルG1の好走率が高い馬に注目
過去10年のヴィクトリアマイルのデータをチェックしたところ、以下条件を持っていた馬の期待値の高さ(8-2-1-13 複勝率45.8% 単回値385 複回値172 単適回値173)が目立っていた。
・3歳、古馬の芝マイルG1で3着以内率60％以上
中でも古馬の芝マイルG1に参戦経験があった馬は 6-1-1-5 複勝率61.5% 単回値632 複回値276 単適回値200.5 という破格の成績を残していたので、今年の出走馬をチェックしてみたが残念ながら該当馬はいなかった。
データ分析からチェックしたい馬
ソダシ
「芝マイルG1の好走率が高い馬に注目」のデータに該当していた馬。
前走、ダートG1のフェブラリーＳで3着に好走した白毛の二刀流で、脚抜きの良い重馬場だったとはいえ、ダートの一線級を相手に3着は立派だった。
ゲートに突進して歯を折ったりゲートに入るのを嫌がったりと、たくさんの課題を持っている馬ではあるが、力を出し切れればここでもチャンスはありそう。
上述したデータ分析に加えて、古馬芝2000m以上の重賞で連対実績があった馬は 3-0-1-1 の好成績を収めていた。この中には、11人気で1着のヴィルシーナや5人気で3着のノームコアなど人気薄の好走も含まれていた。
東京芝マイルは非常にタフなコースで、ヴィクトリアマイルは、距離短縮組の好走率の方が高いレースとなっているため、古馬中距離以上での実績がここで活きてきていることが考えられる。その経験(札幌記念1着)を持っているソダシにとっては追い風のデータになりそう。
ヴィクトリアマイル 2022 注目馬
マジックキャッスル
ソダシ
レシステンシア
ファインルージュ
レイパパレ
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ヴィクトリアマイル 2022 軸馬候補
レイパパレ
デビューから5戦目以降、2000m以上を使われ続けたことで、馬の仕様が1600mに対応できるかどうかが気になるところではあるが、デビューから4戦のワンターンコース(1600m2回、1800m2回)では 4-0-0-0 という勝率100％の好成績を収めているし、主戦の川田騎手が「切望していた」という言うほどのマイルG1ということであれば、これまでは得意条件でない舞台でも高いパフォーマンスを見せていたという事になるので、本当にマイルが適正舞台だった場合、その強さがいかほどか不安よりも楽しみの方が上回る。
2000m以上では前目での競馬になっているが、ここ2走は好位で折り合えているのと、スプリント組のレシステンシア等がひっぱる流れなら、案外中団くらいからスムーズに折り合う競馬が出来るかもしれない。そうなれば今までに見せていなかった瞬発力といった新味が見れる可能性もあり、初のマイルG1で、馬場や展開を踏まえてどういう走りを選択するのか、川田騎手の手腕にも注目したい。
2006年以降のヴィクトリアマイルのデータをチェックしたところ、古馬芝2000m以上G1で連対実績を持っていた馬の成績は 6-2-2-11 複勝率47.6% 単回値190 複回値125 単適回値118.7 と期待値が高めだった。
上記データをベースにして、牝馬限定戦を除く古馬芝2000m以上G1で連対実績を持っていた当日2人気以内の馬で絞ると 4-1-1-1 複勝率85.7% 単回値121 複回値110 単適回値118.7 と馬券内率も大幅にアップしていた。
上記データをさらに、牝馬限定戦を除く古馬芝2000m以上G1で連対実績を2回以上持っていた当日2人気以内の馬で絞ると 1-1-0-0 となり、アーモンドアイとブエナビスタの2頭のみが該当する(レイパパレはG1を1勝しかしていないのでアーモンドアイやブエナビスタと同列に見るのは乱暴ではあるがデータにはまりそうな事実だけを見れば)ヴィクトリアマイルとしてはとてもスペシャルなデータになるし、レイパパレもその希少データに該当する可能性が高そうだったので、これらのデータの観点からも、どのような結果が出るのかしっかりと見届けたい。
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